STD(性感染症)検査を受けてみよう
30分で結果がわかる即日検査
当院では、ダイナスクリーンというキットを使用して、以下の性感染症の即日検査ができます。
● HIV ● 梅毒 ● B型肝炎
即日検査とは、結果がその日のうちに分かる検査です。結果が出るまで、30-60分ほどお待ちいただければ、その日のうちに結果をお伝えできます。それぞれの検査の特性によって、お伝えする結果の内容は以下の通りです。
● HIV・・・・陰性もしくは要確認
● 梅毒・・・・陰性もしくは陽性
● B型肝炎・・陰性もしくは陽性
[陽性] その感染症にかかっています
[陰性] その感染症にかかっていません
[要確認] さらに詳しい検査が必要です
費用はどのくらいかかる?
HIV・梅毒・B型肝炎のセットで3,850円(税込み)です。診断書が必要な場合は、さらに3,300円かかります(健康保険の適応外です)。
即日の検査ってどんな検査?
1. HIV検査
HIV抗体といって、HIVに感染していると体の中で作られる抗体を測ります。この検査でHIV抗体が測れるようになるには、約3カ月時間がかかります。心配なことがあってから3ヶ月時間を置いてからの検査をお勧めします。
検査の結果は、陰性(かかっていません)か、要確認(さらに詳しい検査が必要です)にのどちらかをお返しします。要確認の場合は、残っている血液を使ってさらに精密な検査を行い(新たな料金はいただきません)、1週間後に結果をお伝えします。
精密検査の結果、その結果万が一陽性であれば、引き続き詳しい検査や手続きについてご相談いただき、当院での診療を継続していただけます。必要に応じて他の拠点病院へのご紹介もできます。
2. 梅毒
梅毒トレポネーマ抗体(TPHA)といって、梅毒に感染していると体の中で作られる抗体を測ります。検査の結果は、陰性(かかっていません)か、陽性(かかっています)のどちらかをお返しします。陽性に出た場合は、保険診療に切り替え、引き続き追加検査を行い(結果が出るまで1週間程度かかります)、治療についてご相談いただけます。結果が陰性の場合でも、症状やその他のご心配に併せ、詳しい検査についてご相談いただけます。TPHAは、感染してから4週間ほどして血液に出てきます。
ちょっと詳しい話
通常の梅毒の検査には、梅毒脂質抗原(RPR)と梅毒トレポネーマ抗体(TPHA)の2種類の検査を用います。それぞれの結果によって4通りの組み合わせがあり、診断は下記の通りです。
(ア) RPR+ TPHA+:梅毒にかかっているので、治療が必要です
(イ) RPR+ TPHA-:初期の梅毒か、偽陽性で、さらに検査が必要です
(ウ) RPR- TPHA+:昔梅毒にかかったことがありますが治っているので、治療は不要です
(エ) RPR- TPHA-:梅毒にかかっていません
即日検査では、TPHAを調べるので、(ア)と(ウ)の場合が分かります。陽性と出た場合は、健康保険を使ってRPRを追加検査できます。
3. B型肝炎
即日検査で分かるのは、HBs抗原という項目です。B型肝炎ウィルスにかかっているかどうかが分かります。検査の結果は、陰性(かかっていません)か、陽性(かかっています)のどちらかをお返しします。感染してから6週間ほどして血液に出てきます。